三甲株式会社Webサイトリニューアル・制作事例

三甲株式会社は、パレットやコンテナーなどプラスチック物流機器の製造・販売事業を展開しています。製品は“サンコー”ブランドで広く使用されており、工場や物流センターのみでなくコンビニやスーパーでも頻繁に見かける身近な製品です。
これまで50年以上の歴史を持ち、アイテム数、技術力ともに他社を圧倒する評価を受けている三甲は、お客様からメーカーとして高い評価を得てきましたが、近年は単なる製品供給にとどまらず、企業の生産拠点や物流拠点における効率化やコストダウンなどを提案する物流のソリューションサプライヤーとして躍進しています。

今回のリニューアルでは三甲を認知していない新規顧客を取り込むために、三甲の営業プロセスを可視化する中で、実際に評価されているポイントや、お客様からの要望を調査・把握し、BtoBビジネスで有効に機能する営業支援ツールとしてのWebサイトを構築しました。
その結果、公開から2週間でWebサイトへの訪問数が180％超、お問い合わせ件数が300％超に増加しました。また、「Webサイトからいただくお問い合わせの内容が具体的になった」「電話での問い合わせも増えた」とのこと。営業支援ツールとして早くも成果がでています。

メーカーとしての評価が高く、企業名＝メーカーとブランディングされている企業では、製品製造以外のサービス（例えば新製品開発やコンサルティング）に対する認知が低く、なかなか新規の顧客を獲得できないことがあります。
企業が提供できるサービスとその内容をWebサイトで正しく、分かりやすく説明したことで、これまで誤解によりロスしていた潜在的なユーザを取り込む入り口を作ることができました。

これまで取引がない、またその企業を知らない担当者にとって「どんな企業なのか」、「万一製品に不具合があったときのサポート体制はどうなっているのか」、「これまでの提案・開発の実績はどうなのか」など、企業の信頼を伝えることは大切なことです。

今回のリニューアルでは、営業プロセスで実際にお客様から評価されている点と、三甲の提案・導入実績をコンテンツとして掲載することで、新規で取り引きを希望するお客様の不安を減らし実際のビジネスへつなげることができるWebサイトを設計しました。
また、企業の強みを分かりやすく説明することで、BtoB企業では魅力が伝えるのが難しい就職希望の学生へのアピールにもなります。

ユーザにとって、約7,000点の製品群から自分に合った製品を探すのは非常に困難なことです。今回のリニューアルプロジェクトでは、まずこれまでの製品分類や製品カテゴリー名を見直し、三甲のことをよく知らないユーザでも探しやすいルートを設置しました。

従来からのお客様に向けて製品検索機能の強化も実施しました。
営業担当者へのヒアリングを実施し、「どんな条件での問い合わせが多いのか」「ユーザはどんなデータを知りたがっているのか」など、実際のユーザニーズを洗い出し、そのニーズに沿った製品検索機能を実現しました。
検索条件をより詳しく設定でき、営業担当者が商談中に社外からノートパソコンでアクセスした際スムーズな動作を実現するなど、BtoBとして実用面にこだわったWebサイトになっています。